公益財団法人川喜多記念映画文化財団

千代田区一番町18番地 川喜多メモリアルビル

川喜多賞

第5回川喜多賞
セルジュ・シルベルマン氏 映画プロデューサー


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●選考理由
 同氏は1917年生まれ。1950年代からフランスで映画プロデューサーとして活躍を始め、特に1963年「小間使の日記」以後のルイス・ブニュエル監督のほとんど全部の作品をプロデュースし、ヨーロッパきっての映画製作者としての地位を確立しました。1967年以来、グリニッチ・フィルム・プロダクションを主宰して、今日に至っています。かねてから日本映画に強い関心と好意を示し、黒澤明監督の「乱」に対しては、多額の製作費を快く提供、それによってこの大作の完成を見ることができたことへの感謝をこめて、第5回川喜多賞を贈ることになりました。氏はなお引き続き大島渚監督の「マックス・モン・アムール」 のプロデュースにもあたり、ますます日本との連がりを深めています。

      

贈賞式の模様(1987年3月24日)


故・川喜多長政の遺影を前に(左・シルベルマン氏、右・川喜多かしこ前理事長)


贈賞式の出席者たちに囲まれるシルベルマン氏
(左より川喜多和子、小山明子、淀川長治、シルベルマン、大島渚、河原畑寧の各氏)



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