公益財団法人川喜多記念映画文化財団

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川喜多賞

第27回川喜多賞
松本正道氏 
アテネフランセ文化センター主任、映画美学校代表理事


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●選考理由
受賞のスピーチをする松本氏
 

 松本正道氏は1979年からアテネ・フランセ文化センター主任として、広い視野で選んだ内外の映画を上映するシネクラブの運営に当たり、ダニエル・シュミット、ジャック・リヴェット、ストロウブ&ユイレら、それまで日本に馴染みの無かった同時代の監督の映画や、若い世代が知らない映画史上の名作を系統的に紹介されました。監督を囲むシンポジュウムや「淀川長治映画塾」のような斬新な研究会に関わり、その延長線上に映画技術者養成講座がスタート、1997年にはそれが発展して、映画美学校(ユーロスペース堀越謙三氏とともに代表理事に就任)に結実、映画製作実習や映像翻訳、音楽美学コースに加えてプロダクション機能まで持つ教育機関として確立されました。その卒業制作は、新人映画作家育成を目指すカンヌ国際映画祭シネフォンダシォンに招待されるなど、映画学校として期待される存在となっています。また、上映、製作の豊富な体験を頼りにされて、コミュニティシネマ支援センター運営委員長も兼務され、地方の映画上映活動を支援しておられます。
 30年にわたって創造的な映画製作を温かく見守り育てて来られた、この真摯な努力に深い敬意をささげ、なおかつ今後のご活躍を期待して、第27回「川喜多賞」をお贈りすることにいたしました。

      
贈賞式の模様(2009年7月27日)


当財団理事長・岡田正代より賞状を受け取られる松本正道氏


温かい雰囲気で賑わった贈賞式パーティの様子



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