公益財団法人川喜多記念映画文化財団

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川喜多賞

第30回川喜多賞
山村浩二氏 アニメーション作家


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山村浩二氏
受賞の喜びを語る山村氏

●選考理由

 アニメーションの独自性を一貫して追求、2002年『頭山』でアヌシー、ザグレブ、広島、2007年『カフカ 田舎医者』でオタワ、広島と世界四大アニメーション映画祭でのグランプリ受賞、2011年『マイブリッジの糸』ではカナダ国立映画制作庁(NFB)との共同制作などで、世界的な注目の的となっているアニメーション作家。
 手描き、クレイ、写真によるイマジネーションの視覚化、セリフやナレーションに浪曲や狂言を導入した意表をつくテクニック、デリケートでユーモラス、シャープで斬新でありながら、観客の心を打つ表現が高く評価されている。
 そのアニメーションへの徹底した献身は驚異的で、国際映画祭の審査員、国内外での講演、海外作家との交流や紹介、テレビ番組やCM制作、絵本画家、イラストレーターとしての多彩な業績も注目を呼ぶ。東京藝術大学大学院映像研究科教授、東京造形大学客員教授。

贈賞式の模様(2012年7月27日) 東京會舘にて

川喜多賞と山村浩二氏 川喜多賞と山村浩二氏
賞状を受ける山村氏 会の途中では、山村氏が編集された
ご自身紹介のDVDを上映しました。
 
 
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