公益財団法人川喜多記念映画文化財団

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川喜多賞

第1回川喜多賞
ドナルド・リチー氏 映画評論家


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●選考理由
ドナルド・リチー氏は、1946年に来日して以来、40年近い年月の大半を日本に在住して、日本映画を世界に紹介するパイオニア的な役割を果たしてこられました。同氏とジョセフ・L・アンダーソン氏と共著の「ザ・ジャパニーズ・フィルム」は英語による日本映画についての最初の系統的著述として、諸外国における日本映画研究のための必読の書となりました。その後も黒澤明、小津安二郎について優れた著述を発表なさるなど、日本映画の国際的地歩を高める上に、同氏の功績は計り知れないものがあります。よってここに第1回川喜多賞をお贈り申し上げ、感謝の意を表します。

      

贈賞式の模様(1983年3月24日)


川喜多かしこ前理事長(右)より賞状を受け取られるリチー氏


贈賞式に出席された三船敏郎氏と歓談するリチー氏



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